尾形研究室の紹介

工学院 情報通信系

尾形研究室では暗号理論の研究を行っています。

身近で使われている暗号技術

古来より暗号は通信の保護に用いられ、インターネットが発達した現代でも広く使われています。

その活躍は通信の保護に留まらず、

  • 当人であることの証明
  • 通信内容が正しいことの証明
  • プライバシー保護

など様々な方面に及びます。

誰もが安心してインターネットを利用できるように暗号技術は日々進化しています!

インターネットのイラスト

暗号理論の研究には次のようなものがあります。

データを守る暗号理論の研究

高機能な暗号技術

  • 属性ベース暗号
  • 完全準同型暗号
  • 暗号学的難読化

情報漏洩や消失への対処

  • 秘密分散

耐量子計算機暗号

  • 格子ベース暗号
  • 符号ベース暗号
  • 同種写像暗号

暗号技術のアプリケーション

FinTech・ブロックチェーン

  • 新しい合意形成方式の提案
  • 送金履歴追跡への対処
  • 暗号通貨以外への応用

サーバを信頼しないシステム・サービス

  • プライバシーを保護した機械学習
  • 検索可能暗号
  • ORAM(アクセスパターンの秘匿)
  • 権限の分散管理
  • ゼロ知識証明と応用